価格:
550円 レビュー評価:
5.0 レビュー数:1
短編集。軽いがカッコいい警官の山下君を主人公とする「踊る警官」と自選の短編が4編。「さよならMr.バニー」のような作品に私は弱い。涙が出る。
絵はうまいし、構成は確かだし、話は面白いし、わかりやすいし、涙も笑いも感動もあって結末もキマっている。あと何を望むことがあるだろう?−ある。
このまんがを読むのに、考えることは要らない。作者が敷いたレールに乗って、いい気分になっているうちに目的地に到着、ああ面白かった、という作品集である。遊園地の、上質のアトラクションのようなものだ。もちろん、楽しませてもらって贅沢を言う筋合いではないのだけれど、しかし、こんなことしていていいのだろうか、という