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最終更新日:2010年01月20日

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踊る警官・見に来た人だけ得をする

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踊る警官 (小学館文庫―浦沢直樹短編集)
価格: 550円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1
短編集。軽いがカッコいい警官の山下君を主人公とする「踊る警官」と自選の短編が4編。「さよならMr.バニー」のような作品に私は弱い。涙が出る。

絵はうまいし、構成は確かだし、話は面白いし、わかりやすいし、涙も笑いも感動もあって結末もキマっている。あと何を望むことがあるだろう?−ある。

このまんがを読むのに、考えることは要らない。作者が敷いたレールに乗って、いい気分になっているうちに目的地に到着、ああ面白かった、という作品集である。遊園地の、上質のアトラクションのようなものだ。もちろん、楽しませてもらって贅沢を言う筋合いではないのだけれど、しかし、こんなことしていていいのだろうか、という

踊る警官 (ビッグコミックス)
価格: 509円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1
浦沢直樹さんの初期短編作品集です。
タイトルになっている「警官もの」とその他短編のセットです。
ファンの方なら言うまでもないことですが、浦沢さんはストーリー・テラーとしても一級ですが、ギャグ・メーカーとしても一級の腕前をもっておられる方なのです。
いかにもギャグというものではなく、あくまでさりげなく笑わせてくれるところが素敵です。
パンドラ'S ボックス (光文社文庫)
価格: 560円 レビュー評価:3.5 レビュー数:3
 2000年にカッパノベルスとして出たものの文庫化。
 落ち穂拾いといった感じの短編集。93年のデビューから99年までの短篇7本が収められている。
 『本格推理1』に掲載された「仮面の遺書」は北森氏のデビュー作だが、すでにこのころからスタイルや雰囲気が確立されている。まあ、ファンの人には嬉しいのではないか。
 そのほか『小説宝石』や『女性自身』に発表された短篇など。『小学三年生』連載のジュヴナイルも。なんというか、やっつけ仕事っぽいものも多いが、売れるようになる前の作家は大変だなと思う。
 一編ごとに著者による解説+執筆当時の回想が挿入される。

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